


カテゴリー:建築豆知識
ある現場での会話。
親方:『おーい、ちょっとカネ出すからちょっと手伝ってくれよ』
若い衆:『はーい!っていうか、何買ってくりゃいいんですか?』
親方:『???バカヤローッッッ!』
実はこの親方の言う『カネ』は、若い衆の思っている『金』じゃあないんです。
建築現場には、芸能界と同じように、略語や俗語っていうのが結構あるんですね。
今回親方が言いたかったのは、『矩』、直角のことです。
『カネを出す』とは、直角を基準のしるしをつける。と言う意味なんです。
尺金(さしがね)って聞いたことありませんか?
主に大工さんが使う直角の基準に使う定規なんですが、この尺金を使って書いた建物の詳細の絵を『矩計(かなばかり)』といいまして、 今でも断面詳細図のことを『矩計図』と呼びます。
ちなみに、いちばん簡単な直角の出し方は、中学校のときに習ったピタゴラスの定理の応用で、3辺が3:4:5になるように三角形を作る方法です。
たとえば、9㍍:12㍍:15㍍とすると、縄張り程度なら、測量機器なしでも正確なカネ(直角)が出せます。
(あん・チョッパー)
日時: 2007年03月30日 09:00 | パーマリンク | コメント (0) | 建築豆知識