キチンと消毒。
いつもと同じように工事は進んでいきますが、
今回は基礎工事の最終段階で行われる作業を紹介します。
まずは『天端均し(てんばならし)』
これは基礎の高さの微調整を行う作業です。
本来基礎のコンクリートを打設するときは、
レーザーレベルなどを使用して頭の部分が水平になるように均しながら作業をします。
その精度は数ミリ以内にするのですが、ちょっとした問題があります。
SE構法の場合、一軒に使用するアンカーボルトは100本をはるかに越えます。
そのアンカーボルトが障害物となって、
コンクリートの打設と同時に水平を調整するのは物理的に難しくなるのです。
そこで基礎の型枠を撤去したあとに改めて水平の基準を出し、
定規を使ってモルタルで調整します。
これで水を打ったように水平な基礎が できあがります。
続いて、『束石(つかいし)』の据付作業です。
基礎に締め付けられた土台がない部分の床の荷重を受け持つのは大引といいますが、
その大引を支えるのが束。
最近では鋼製のものが主流です。
そしてその束を地面で支えるのが束石。
もともと石を使っていたので今でもこう呼びますが、コンクリートでできています。
かなりの重さを支えるので、据付に当たっては地面をよく転圧してから。
更にコンクリートを使い、水平を確認してがたつきがないよう気をつけます。
基礎と同じ縁の下の力持ちなのでぬかりがないようキチンと施工します。
そして、『防蟻処理』です。
その名の通り、シロアリの被害を防止するための処理ですが、
縁の下の土壌に薬剤を散布します。
シロアリは土の中を通って縁の下に侵入し、基礎を伝って土台や柱を食べに来ます。
その通り道に薬を撒くことで浸入を防止します。
薬剤には厳しい基準に適合したものを使用。
人体には影響のない成分になっています。
これで基礎工事が終わり、次はいよいよ建て方です。

