見学会では見えないもの。
3/7(土)・8(日)の二日間、施主様のご厚意により構造見学会を開催することが決定しました。
見学会へ向けて、工事も準備も順調に進んでおります。
見学会では主に構造部分を見て触って体験していただきますが、
構造上床下を見学することはできません。
そこで今回は隠れてしまう床下部分の様子をご紹介します。
まずは基礎周りから。
この建物は外張外断熱工法を採用しているんですが、
それと相性がいいのが基礎断熱工法。
床下から天井裏までを一つの空間として
断熱する仕組みです。
基礎の内側に断熱材をを貼り付けて外気と遮断します。
土台を敷く前にSE構法の丈夫な柱を支える要となる柱脚金物の設置をします。
この金物により、主要な柱は直接に直接固定。
強大な引き抜き強度を誇ります。
さらに写真の部分は柱を2本抱き合わせることで耐力壁と同じ耐力を持たせることができる、
いわゆるラーメン構造部分。
精度が要求される部分です。
そして土台を敷きます。
土台は基礎に埋め込んだアンカーボルトで締め付けます。
このアンカーボルトもあらかじめ設計された耐力壁の位置と強度によって本数などが決められています。
アンカーボルトの間隔が数十センチなんてこともよくあります。
土台はどちらかというと床を支えることより耐力壁から伝わる力を基礎に伝える役割のほうが大事です。
床を支えるのは大引(おおびき)の役目(写真:横方向部材)。
土台の側面に大引取付用の金物を固定して取り付けるんですが、
ここでも部材の断面欠損を最小限に抑える工夫がしてあります。
さらに大引きを支えて床の荷重を地面に伝える役割の、
束(つか)を設置している所。
大引きの高さを水平に保つため綱製束は調整式になっています。
床には断熱材が敷いてありますね。
基礎断熱の場合は、
基礎の立ち上がり部分(前述)と外部から90センチ程度までを断熱します。
それより内部は外気の影響も受けず、
また地盤が巨大な断熱材の働きをします。
土台と大引の施工後は床合板を貼ります。
土台・大引と床合板は構造用規格に合った釘で固定。
床全体を一つの面材と考え、
水平力に対する耐力を持たせます。
厳密には基礎の真上は構造計算上の耐力に算入しませんが、
強度的にはそれと同じ構造となっています。
さらに建て方に先行して床を造ることで、
建て方の作業効率の良さと安全性も確保できます。
この床用合板、厚みは28ミリありまして、一枚30キロ以上にもなります。
手作業で施工するので運搬は大変です。

