持ちつ持たれつ。
『なんだこれ?!』
スターウォーズのジオラマか??
んなこたあありませんが、
現場はこんな状況です。
まずは、こうなるまでをご紹介しましょう。
基礎のコンクリートを打設したあとは、
掘ったところを一旦埋め戻して安全な作業エリアを確保します。
基礎の鉄筋は柱へとつなげるために余分に伸ばしてあります。
これは建築用語で『余長』と言います。
この長さ、つまり継ぎ手を作る部分は建築基準法で決められています。
構造計算上、なるべく力がかからないあたりを継ぎ手とし、
さらに隣り合わせの鉄筋は同じ位置で継がないようにしなければいけません。
さらに柱・梁など部分によってその位置も違います。
基礎と同様に溶かしてつなげる『圧接』の作業をしているところですね。
1階は駐車場なので壁がほとんどありません。
そんな中でも一部構造的に力がかかる壁もありますが、
写真はその壁の鉄筋が終わり、
型枠の組み立てに入ったところです。
鉄筋コンクリートの建物は、
鉄筋屋さんと型枠屋さんが常に協力して作業をします。
鉄筋が組んでないと型枠が組めなかったり、
型枠がないと鉄筋を支えるものがなかったり。
文字通り持ちつ持たれつですね。
こちらは大きな独立柱。
出来上がった鉄筋を型枠で囲っていきます。
型枠はあらかじめ工場で加工されて現場に搬入されてきます。
型枠屋さんは私たちが書いた施工図を元に型枠専用の図面を書き起こし、
その図面のとおりに型枠を作ります。
型枠の寸法はとても複雑で、
躯体の大きさに型枠や合板の厚みを足したり引いたりした寸法になります。
組み立てる時には左右や上下、
そして重ねる向きを間違えないように慎重に進めます。
大きなプラモデルみたいですが、
当然組み立て説明書がなければ完成にはこぎつけないでしょう。
このあと梁、床の型枠の組み立てへ移ります。
柱の型枠が出来上がっています。
てっぺんに見える欠き込みが梁の部分。
そしててっぺんには床の型枠が乗ります。
このあとコンクリート打設時のコンクリートの重みと圧力に耐えるために、
鋼管や金物で補強します。
大きな壁の鉄筋は型枠を片面だけ組み立てた後に施工します。
型枠の幅を一定にしてコンクリートの圧力を受け止めるセパレーターという金物は、
鉄筋を支える役割もあります。
最後に床の型枠を施工すると、
最初の写真の状態になるわけです。

