変身。
外壁工事が終わり、仮設足場が撤去されると、
それまで足場が邪魔をしていた部分の工事が始まります。
玄関部分では、いよいよタイル貼りの工事です。
まずは下地作り。
コンクリートでおおよその(とはいってもかなり正確ですが)
形状を作ります。その後モルタルにてさらに下地調整。
外部ですから、水がたまらないように少し勾配をつけてあります。
そのあとにやっとタイルの登場となります。
タイル貼りの仕上がりは下地に手間をかけただけ、美しくなります。
仕上げ工事はほとんどが同じ理屈。
仕上げ材そのもののきれいさも大事ですが、下地の善し悪しがとても大切なんです。
そんな頃、
内部ではクロス貼り工事が進んでいます。
そうそう、
この物件は天井を塗装仕上げとしました。すでに仕上がった状態です。
シンプルモダンの家らしく、真っ白でシャープな印象です。
クロス工事は前述の通り、下地処理が命。
通常は3回の下地処理をします。
3回の処理はそれぞれ違うパテ材を使用。
1番目は下塗り用パテ。目で見てわかるくらいの粗めの粒。穴や継ぎ手を埋めます。
2番目は中塗り用パテ。滑らかな下地をコレで調整。ここが特に肝心。
3番目は仕上げ用パテ。パテ処理部分と処理していない部分を段差なく繋げます。
最後にペーパーでさらに削り合わせ、
コレでいよいよクロスを貼ります。
話がそれますが、
『張る』と『貼る』の違い、解りますか?
建築では、釘やビスなどで留めつけることを『張る』と言い、
糊や接着剤のみで固定することを『貼る』と言って区別する習慣があります。
コレ聞いたことのない材料でも施工法方法が想像できますよね。
それではここでこの家の最大のこだわり、
階段のご紹介をしましょう。
据え付けから仕上がりを比べてみてください。
まずは据え付け直後。
塗装はまだ工場で塗られた錆び止めの状態です。
はるばる佐賀県からやってきました。
作ってくれた鉄工所の職人さんのこだわりが各部にうかがえます。
ただ組み立てるだけではなく、場所によって溶接方法を変え、
見た目が良くなるように配慮されていました。
思わずうなって見てしまいました。
踏み板はまだ工事用のもの。
それでもシャープな印象は伝わります。
鉄骨部分の塗装がされました。
色は白。
錆び止めのグレーの印象からガラッと変わりました。
塗料には耐久性があり、表面が非常に硬くなる材料を使用。
ただきれいにするだけじゃない、ここにもこだわりがあります。
そしていよいよ踏み板が取り付けられました。
素材はFRP製のグレーチングと、ポリカーボネイトの透明の板。
透き通った階段です。
この家のコンセプト、
『光を取り込む家』
を象徴するような存在感です。
お客様のイメージ通りの階段が出来上がったようです。
わたしたちとしても、自慢の階段となりました。

