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岐阜県で一年中快適な暮らしを実現するために

 

家のどこにいても心地よい生活のために

岐阜県東農地方の冬はとても寒く、夏は蒸し暑い地域です。
特に冬は、朝がとても冷え込み、暖房エネルギーが多く使われることにもなりますし、電気代やガス代、灯油代が高騰する近年では大きな問題になっています。
そんな厳しい冬の季節でも、日伸建設の家に暮らしている方は、家のどこにいても暖かさを感じて、とても快適だと語っていただけます。リビングや居室だけが暖かいのではなく、玄関や2階ホール、階段などにいても温度差の無い暮らしです。
外がとても寒い中、家のどこにいてもとても暖かく快適であることは、暮らしも豊かになると思います。もちろん、冬に暖かいということは、夏も快適ということでもあります。
そして、その快適さが、電気やガスや灯油などのエネルギーを多くかけることなく、建物自体の性能や設計で実現できることは、将来にわたってとても効果の高いことであるわけです。
ここでは、これらの実現のために、日伸建設が取り組んでいることを解説したいと思います。
 

1.高い断熱性能

まず第1に、建物の基本的な断熱性能を高めることが重要です。
つまり、建物の外壁や屋根・天井などの断熱材と開口窓の性能を高めることが大事です。
日伸建設では、壁や屋根に高性能の断熱材を厚く施工することで、飛躍的に性能を向上させています。また、最も熱が逃げやすい開口部には、フレームが樹脂でガラスがペアガラスの高性能サッシを採用することで、家全体の断熱性能を高めています。
そのレベルは、建物によっても異なりますが、恵那市や中津川市内の温熱等級5(UA値0.6)を大きく超えて、等級6(UA値0.46)に迫るレベルです。
この高い断熱性が、東農地方の厳しい冬でも快適な暮らしを実現できる大きな理由です。もちろん、建築コストは少々上がりますが、将来的にリフォームなどでは改善が難しい部分ですので、新築時にしっかりと高いレベルにしておくことがとても大事なのです。
基本的な断熱性能を高めることで、暖房を使う期間自体を少なくできることも大きな効果ですし、特に寒さの厳しいこの地域で家を建てる方は、是非優先的こだわってほしいと思います。

 

2.開放的な空間設計

次に大事な要素が設計の考え方です。先に解説したように、「家のどこにいても暖かい」という暮らしを実現することに繋がるお話です。
家の間取りの設計を「家をできるだけひとつの大きな空間として考える」か「リビングや部屋を区切って狭い空間の集合として考える」かの違いです。
もし断熱性能が低い家であれば、「細かく部屋を仕切って、それぞれの部屋だけを暖める」が正解かもしれません。その方が省エネだからです。
しかしそうすると、玄関や廊下・ホールなどは寒いままですので、家の中の移動の時に不快になってしまいます。最悪の場合はヒートショックというような事故が起こります。
対して日伸建設のような高い断熱性能を持っている家であれば、逆に細かく仕切らずにできるだけ大きな空間で設計することで、家全体が暖かい空気を循環させることになり、省エネのまま家の中の温度差をなくすことができるのです。
リビングにはできるだけ吹き抜けをつくり、階段もリビング階段などにすることで、そのような空間が可能となります。
もちろん、寝室や子供部屋などは区切ることにはなりますが、建具のアンダーカットや引き戸で少し開けたりすることで、必要に応じて空気を循環させることは可能です。
 
しかし、一般の在来木造でこのような空間設計をすると「耐震性」を大きく損なうことになるので要注意です。在来木造では耐震性を高めるために多くの柱や壁、強い床を必要としますので、このような開放的な空間を設計すると耐震性が弱くなる可能性があるからです。あくまでも「耐震等級3」を維持しつつ、この空間を実現するには構造躯体をしっかりと検討しなければいけません。
日伸建設では、木造ラーメン構造「SE構法」を標準採用することで、この「耐震性」と「空間設計」を両立させています。壁やが少なくても高い耐震性を実現できるこの「SE構法」が、安心で快適な空間を実現しているのです。

 
これはあくまでも「高い断熱性能」と「高い耐震性での空間設計」が組み合わせることで発揮する効果であり、どちらか一つだけでは効果は半減することも知っておいてください。
 

3.パッシブデザイン

さらに、冬の暖かさを実現するためには、自然の恩恵である「太陽の熱をいかに取り入れるか」が大きなポイントになります。夏の日差しはシャットアウトしたいですが、冬は家の中にポカポカした暖かい日差しが入り込むととても効果的です。
そのためには、南面の窓の大きさや配置をしっかりと考慮することです。また、窓のガラスの種類も「日射取得型」にすることで、更に効果は上がります。
吹き抜けも家の奥まで日差しを取り入れることもができる設計手法なので、空間設計とともに上手に使いたいものです。
これらの考え方は「パッシブでデザイン」と呼ばれる設計手法であり、間取りを考える際にしっかりと検討すべきことです。日伸建設の設計スタッフは、お客様のご要望を元に、方位や敷地状況などを踏まえて最初に検討しながらプランニングの計画を行います。
また、大きな開口部を設計することは、在来木造では耐震を損なう可能性もあるのですが、日伸建設では「SE構法」の採用で高い耐震性で問題なく大きな南面の開口窓を設置することが可能となります。
 
 
これらのポイントをしっかりと組み込んで家づくりをすることで、寒さが厳しい東農地方の冬の季節でも、家のどこにいても暖かい、快適な暮らしを実現することができるのです。
これらは、新築時にしっかりと考えて建てることで、半永久的にその効果を発揮してくれるわけです。そのためのコストも大きな付加価値と考えて検討して頂ければと思っています。
 
これらの家づくりの興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。